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コラム
 
●身の周りのセキュリティーを高める
  Vol.1 窓からの侵入対策 Vol.7 ストーカー対策
  Vol.2 扉からの侵入対策 Vol.8 子供に対する防犯対策
  Vol.3 自宅への不法侵入対策 Vol.9 地震に対する防災対策
  Vol.4 ひったくり対策 Vol.10 火災に対する防災対策
  Vol.5 車の防犯対策 Vol.11 少年の起こす犯罪対策
  Vol.6 オートバイ/自転車の防犯対策 Vol.12 お年寄りが狙われる犯罪対策
Vol.5 自動車の防犯対策
(2004年12月号)
1. 自動車を狙った犯罪について
自動車盗難の認知件数は、平成15年には約64,000件と年々増加の傾向にあります。
日本車は世界的に評価が高く、窃盗団は盗んだ車や、そのパーツを海外へ売りさばいているのが現状です。
以前は高級車が狙われる傾向にありましたが、現在は200万円以下の車での被害も増えており、予断を許さない状況です。

自動車盗難増加の背景には国内はもとより外国人窃盗団の存在や、1995年の「輸出貿易管理令」の改正による中古車の国外輸出手続の簡易化があると見られています。




また、車両盗難以外にも「車上荒らし」という犯罪が年々増加しています。
「車上荒らし」とは無人の車のガラスを割って進入し、金品が入っていそうなバッグや金品を盗む犯罪です。
最近では、金品のほかにも免許証や身分証明書を盗む外国人窃盗団も多いことや、駐車場単位で被害に遭うこともあることから、お客様の車内に狙われるようなものがなくても被害に遭う危険性があります。

手口としても特に知識が必要、というわけではなく石やハンマーなどでガラスを割り、侵入してくるだけなので、遊び感覚で行う犯人も少なくはありません。
数千円目的の犯行のためにガラスを割られることもあり、被害者としてはたまったものではありません。

他には、最近ではナンバープレートを狙った犯行も増加しています。
これは他で盗んだ車を盗難車とばれないように本物のナンバープレートを盗み、盗難車のものと交換するために盗まれます。

2. 犯行発生条件
車を狙った犯行の多くはよく似た環境で起こっています。

現場としては、屋外の契約駐車場での発生がダントツで多く、次いで道路への駐車時の発生が多くなっています。
時間としては夜間(0〜4時)に集中している傾向があります。

どちらも人気の少ない場所、時間を狙っており、他の犯罪と発生条件は似ています。

発生場所として、コンビニの駐車場、自販機前での車両盗難も発生しています。
コンビニでの犯行が減らない原因としては、短期間の買い物と言うことでキーをつけたまま車を離れる人が未だに多いということが原因の一つに挙げられます。

また、車両盗難は地域によって発生率が異なっています。
犯罪発生地域としては大規模都市圏が多く、特に愛知や大阪では発生が多く、2都市での発生件数は全国集計の約3割にものぼります。
こういった地域では、海外輸出の闇ルートがあるとされています。
海外へ持ち出されてしまうとお手元に車が戻ってくる可能性は非常に低くなります。

 
3. カーセキュリティー対策
では、我々はどのように愛車を守ればいいのでしょうか?

●車を動作できないようにする
これは、鍵を使用せずに車を動作させると、電気的にエンジンをかからなくしたり、燃料ポンプを止めてしまうなど、一般的にイモビライザーと呼ばれるものです。
防犯意識の高まりからか、最近販売された車種には標準で搭載されているものもあります。
・搭載車種例: TOYOTA ESTIMA HYBRID

機能としてはカーメーカーやパーツメーカーによって様々ですが、イモビライザー標準搭載による盗難防止効果が高いことは、警視庁の統計からも確認できます。
・警視庁:自動車盗難情勢(PDFファイル)

ただし、「車自体の盗難」を防ぐ目的の商品が多く、エンジンをかける必要のない「車上荒らし」などには対応できません。

他にも、ハンドルを固定して運転できなくするような商品もあります。
簡単な方法ではありますが、有効な方法です。
<< お勧め商品 >>
盗難警報機付きロックキーパー:SX-45
ハンドル固定と振動

●車の異常を確認し、威嚇警報&通報を行う
車に何か異常があった場合に、音での威嚇やリモコンへの通報を行います。
検知方法としては様々なものがあり、用途に応じて利用することが可能です。

<< お勧め商品 >>
自動車盗難防止商品

この中でもお勧めの商品は、非常時にリモコンに通報してくれる商品です。
車に何かあった場合に電波でリモコンに通報してくれます。

これら商品でよくいただくご質問ですが、「音での通報は近所迷惑ではないか?」というお話です。
本当に異常があった場合は聞こえた方が良いので問題はありませんが、「誤作動時にうるさくはないか?」とよくお聞きします。
確かに、商品本体からは100dbといった大音量の警報が鳴りますが、密閉性の高い車内で鳴りますので、外からだと日常会話くらいの音量にしか聞こえません。
異常があり、ドアなどが開いたときに大きな音で聞こえる、と考えてもらって問題はないと思います。
また、メーカー側の努力もあり、検知方法の変更から誤動作はかなり少なくなってきています。

日本といっしょにするわけではありませんが、犯罪件数の多いアメリカでは車のそばを通った場合に車内で警報している、ということはあたりまえのようです。
喜ばしいことではありませんが、日本でもカーセキュリティーに対して意識を高く持つことが要求されてきていると考えます。

●安全な駐車場を借りる

理想だけで申し上げると、
・駐車場管理人が常駐している
・人通りが多い
・駐車場の外から見通しがよい
・証明がある
・警備用カメラが設置されている
・自宅から近い

といった条件が揃えばかなり安全だと考えます。


ただ、大都市圏で駐車場を借りると利用料が高いことや、カメラなどの設備を充分に設置されている駐車場は少ないことを考えると、全てを求めることはなかなか難しくなります。
カーセキュリティ用品と組合せ、足りない部分を自己管理していただくことが良いかと思います。

●日頃の気遣い
いくら環境、装備が充実していてもそれを活かさなければ意味がありません。
車から離れる場合、気をつけていただきたいのは、
・わずかな時間でもキーを抜き、エンジンを止める
・窓を閉め、ドアロックをする
・貴重品を外から見える場所に置かない
・暗い道や人通りの少ない場所に駐車しない
といったことです。

他には、警備会社などのサービスで車両の現在位置を知らせてくれるサービスなどがございます。
・ココセコム http://www.855756.com/top.html

4. 被害に遭ったら

もし、被害にあったら警察へ連絡してください。
海外に持ち出される可能性を考えると、できる限り早く連絡してください。

その際に必要となる情報は、

・車のナンバー ・車体番号
・形式 ・年式
・車の色や形、車種  
などです。

こういった情報を全て覚えている方は少ないと思います。
これら情報は車険証に記載されていますので、車検証のコピーをご自宅などに保管しておいていただくとよいと思います。

ただ、これら犯罪での警察の検挙件数はよくなく、平成15年で64223件中11931件となっています。
万が一の場合は警察に頼るしかありませんが、できれば被害に遭う前に防御策をとり、少しでも被害に遭う確立を下げることが良いかと思います。

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