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コラム
 
●身の周りのセキュリティーを高める
  Vol.1 窓からの侵入対策 Vol.7 ストーカー対策
  Vol.2 扉からの侵入対策 Vol.8 子供に対する防犯対策
  Vol.3 自宅への不法侵入対策 Vol.9 地震に対する防災対策
  Vol.4 ひったくり対策 Vol.10 火災に対する防災対策
  Vol.5 車の防犯対策 Vol.11 少年の起こす犯罪対策
  Vol.6 オートバイ/自転車の防犯対策 Vol.12 お年寄りが狙われる犯罪対策
Vol.7 ストーカー対策
(2005年2月号)
1.ストーカー犯罪について
特定のターゲットに対してつきまとい、そのターゲットとなった相手や周囲の人たちの迷惑も考えずに自分の要求を通そうとする行為です。
様々な理由から知らないうちに犯人にターゲットにされ、そしてその見えない相手からの恐怖におびえる被害者の精神負担は計り知れません。

2000年11月「ストーカー行為等の規制等に関する法律(ストーカー規制法)」が施行されました。
この法律はストーカー行為等を処罰するなど必要な規制と、被害者に対する援助等を定めており、市民をストーカー行為の被害から守るためのものです。

この法律による規制の対象となるのは
・「つきまとい等」
・「ストーカー行為」
の二つです。

(1) 「つきまとい等」とは
特定の者に対する恋愛感情その他の好意感情又はそれが満たされなかったことに対する怨恨の感情を充足する目的で、その特定の者又はその家族などに対して行う以下の8つの行為を「つきまとい等」と規定し、規制されています。

●つきまとい・待ち伏せ・押しかけ
ターゲットをつけ回し、会社や学校の経路で待ち伏せしたり、自宅、会社の付近において見張りをしたり、建物内に押しかけたりする行為です。

●監視していると告げる行為
帰宅時に「おかえり」等といった一方的な連絡を電話、メール等で送ったり、その日の行動を告げたりする行為です。
監視のためにのぞきや盗聴等を行っていることも考えられます。

●面会・交際の要求
面会や交際など、被害者に義務のないことを要求すること。
拒否しているのに面会や交際をしつこく要求することです。

●乱暴な言動
言葉の暴力です。大声の罵声などのほかにも、車のクラクションなどで意図的に騒音を立てたりすることも含まれます。

●無言電話、連続した電話、ファクシミリ
無言電話をかけることや、拒否しているにもかかわらず、短時間に何度も電話をかけたりFAXを送り付けることです。

●汚物などの送付
汚物や動物の死体など、不愉快や嫌悪感を与えるものを自宅や職場に送り付けることです。

●名誉を傷つける
いわれのない誹謗、中傷や名誉を傷つけるようなことを告げたり、電話やチラシなどで広められたりすること。

●性的羞恥心の侵害
卑猥な写真を自宅に送り付けたり、劣な言葉や文章などを手紙、電話、FAXを使って伝え辱めようとすることなどがこれにあたります。

(2) 「ストーカー行為」とは
同一の者に対し「つきまとい等」を繰り返して行うことを「ストーカー行為」と規定して、罰則を設けられています。
ただし上記の「つきまとい等」の行為にあっては、身体の安全、住居等の平穏若しくは名誉が害され、又は行動の自由が著しく害され不安を覚えさせるような方法に行われた場合に限られています。

このような卑劣なストーカー行為は暴力、殺人事件に発展することもあり、狙われている女性は非常に危険な状況にあると考えられます。

2.傾向と対策
いつどこで何がきっかけでストーカー行為が始まるのかわからない以上、自分でできる限りの対策を行い、被害に遭わないように、または最小限に食い止めるようにすることが最善だと考えます。

●つきまとい・待ち伏せ・押しかけ
普段の行動パターンを早めにずらし、相手を出し抜きます。
また、危険を感じた場合、防犯アラームや携帯電話からの110番通報をすぐにでも行えるように手に持っておくようにします。
普段から複数人で行動し、単独行動時間を減らすのも有効です。

< 関連商品>
・防犯アラーム
警報だけでなく、ライトなど様々な機能を搭載した商品があります。

●監視していると告げる行為
まず、まともに相手にしないことが重要です。
相手に会話のきっかけを与え、よりエスカレートさせる可能性もあります。
可能性としてのぞき、盗聴をされていることも考えられますので、これらへの対策も考えておきましょう。
最近では盗聴器を発見してくれる企業もありますので、気になる方は相談されてみてはいかがでしょうか。

< 関連商品>
・防犯フィルム SECUR-GRIP
本来、侵入防止、飛散防止に利用しますが、色付のものを利用することによって覗かれないようにできます。
・盗撮・盗聴発見器 AWT-01
無線式の盗聴器が近くにあると反応する盗聴発見器です。
・Wセンサー AD-T11
振動と静電気を検知するドア用アラームです。
ドアノブに人体特有の静電気が走ると検知します。

また、電話での会話、送信されてきたFAX、メールなどはストーカー行為の証拠となります。
手元に保存するのは不快だとは思いますが、ストーカーを立証するための大切な証拠となりますので、残しておきましょう。
●面会・交際の要求
一度はっきりと会う意思のないことを伝え、その後は完全に無視しましょう。

会社などに電話がある場合も、同僚に協力してもらい一切受け付けないようにしましょう。しかし、思い通りにならないとわかって、強行な手段に出る可能性も考えられます。
ドラマではありませんが「お前を殺して俺も死ぬ」のように・・・。
この場合、「無視する」では済まされないので、相手の行動を封じ込める手段を準備しておくのが得策でしょう。

●乱暴な言動
相手にしてはいけません。相手はターゲットの反応をみている可能性が大きいです。
身の危険を感じた場合は、防犯アラームや携帯電話を使って助けを求めましょう。

●無言電話、連続した電話、ファクシミリ
余分な会話はせず、「警察に訴えていること」を告げ、はっきりとした態度で拒絶の意志を伝えてください。
そして、電話会社に相談しましょう。無言電話対策や着信拒否など、さまざまなサービスがあります。

●汚物などの送付
不信物と思われる場合、開封せずに警察に連絡しましょう。
また、送り主の不明な届け物はなどは受け取りを拒否し、開封せずに送り返してください。
万が一間違えて受け取ってしまったり、受取拒否ができない場合は、その状況をしっかりとメモしておきましょう。

●名誉を傷つける
ビラなど、形で残るものは証拠としてすべて保存しておきます。
その上ですみやかに警察に届け出てください。

●性的羞恥心の侵害
これらも送られてきた文書や図面を証拠として残しておきましょう。
相手はターゲットの反応を見て楽しんでいることが考えられますので、冷静に対応してください。

3.被害に遭っていると思ったら
「被害に遭っているかな?」と思ったらまず知人や警察に相談しましょう。
ストーカーも最初からビラをまいたりするのではなく、つきまといや無言電話などからはじめてくることが多いようです。

被害に遭っていることへの自覚が早ければ、それだけ対応も早くなり、犯行がエスカレートする前に手を打てるかもしれません。 警察に通報、届け出る場合に、必要なのは
・物的証拠
・被害状況
などが上げられます。

いつ、どこで、だれに、どのような被害を受けたか?というようなメモをしっかり残しておけばスムーズに届け出ができます。いざ警察に行ったところで、感情的になりうまく伝えられない場合でも、メモや証拠が残っていれば被害状況を説明しやすくなります。冒頭でご紹介したとおり2000年11月に施行された「ストーカー規制法」では被害状況に応じてのアドバイスを受けたり、相手への警告や禁止命令を出せる他、従わなければ懲役もしくは罰金刑に処すことが可能です。

被害状況に緊急性が認められる場合は、禁止命令をまたずに警察がストーカー行為を中止するよう働きかけることもできます。ただし、警察に即座に対応してもらうためには、証拠を揃え被害内容をはっきり伝え、状況をしっかりと認識してもらうことが必要となります。
警察の対応が間に合わずに残念ながら殺害されてしまったという事件もあり、自分を守るためには自分自身でもしっかりと予防対策をとっていただきたいと考えます。なお、探偵等私的機関に依頼して解決する方法もあります。

警察とは違い費用が必要になりますが、「お金の分だけ働いてくれる」と思います。
万が一の場合、これも考えられる対策のひとつと言えるでしょう。

少しでもおかしい、と不安を感じた場合は一人で悩まず、友人・知人へ相談する、警察へ届け出るなど、被害がより深刻になる前に、一刻も早く対応してください。
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