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コラム
 
●身の周りのセキュリティーを高める
  Vol.1 窓からの侵入対策 Vol.7 ストーカー対策
  Vol.2 扉からの侵入対策 Vol.8 子供に対する防犯対策
  Vol.3 自宅への不法侵入対策 Vol.9 地震に対する防災対策
  Vol.4 ひったくり対策 Vol.10 火災に対する防災対策
  Vol.5 車の防犯対策 Vol.11 少年の起こす犯罪対策
  Vol.6 オートバイ/自転車の防犯対策 Vol.12 お年寄りが狙われる犯罪対策
Vol.11 少年の起こす犯罪対策
(2005年6月号)
1.少年犯罪について
少年犯罪と聞くと、1997年神戸で起こった小6少年殺害事件(犯人は当時14歳少年)や、2004年6月に長崎で起こった小6少女殺人事件(犯人は被害者と同じ当時小6少女)など、予想すらされなかった殺人事件がマスコミで大きく取り上げられ、こういった大きな事件を思い浮かべる方が多いと思います。

しかし、このような凶悪な事件はほとんど発生しておらず、実際には少年の起こす犯罪の大半は二輪車(自転車やスクーター等)強盗やひったくりなどの「窃盗」に分類される事件となっています。他には覚せい剤等の薬物の所持/使用で検挙されるケースも増えています。

今回は、これら発生件数が多い窃盗犯罪と薬物の所持/使用に対して抑制・防止対策のお話をさせて頂きたいと思います。

2.少年の起こしやすい犯罪について
二輪車盗難やひったくりといった犯罪は、罪になるという意識が低いままに、軽い気持ちで行われているものが多いとされています。

二輪車盗難は自転車やスクーターが主にターゲットとなります。「簡単に盗めそう」という理由から犯行に及んだり、イライラしていた、歩くのが面倒、といった単純な感情で犯行に及ぶことが多いとされています。

ひったくりはお金欲しさに子供やお年寄り、女性が狙った犯行が多発しています。盗難した二輪車を利用して犯行に及ぶケースもあり、二輪車盗難とまったく無関係と言うわけではありません。 

二輪車盗難やひったくりは罪の意識が薄く、ゲームのような感覚で犯行に及ぶことが多いとされています。


覚せい剤等の薬物は露店やインターネットから手に入れて軽い気持ちで使ってしまったり、友人から勧められ、仲間はずれになる事を恐れて使ってしまったりするとされています。薬物は中毒性、依存性が強く、たった1回の使用で薬物中毒になってしまう可能性があります。薬物の乱用は幻覚・妄想を引き起こし、それが原因で殺人、放火等の凶悪な犯罪や交通事故が起こることがあるなど、乱用者本人のみならず、周囲の人、さらには社会全体に対しても、取り返しのつかない被害を及ぼしかねません。
なお、「合法ドラッグ」と販売されている薬物を使い、中毒になるケースも報告されています。これら商品は法に触れない成分でできている、と販売されていますが、中毒性の高い危険な物質が含まれている物もあり、覚せい剤等の薬物と同じく危険なものと認識した方が良いと考えます。

3.抑制・防止対策
少年犯罪は子供の問題でありながら、同時に管理すべき大人の問題でもあります。
子供の犯罪を防ぐには、やはり家庭環境の安定や犯罪に対する教育が重要でしょう。
それぞれの家庭には様々な教育方針があると思いますが、

・自分の命と財産を守る
・他人の命と財産を傷付けたり奪わない


という2点は家庭でしっかり教えるべきでしょう。

また、地域で連携し、学校周辺の違法なチラシの撤去や、子供を深夜に外出をさせないといった対策も有効とされています。犯罪の被害者、および加害者にならないように大人が止めてあげる事も大切なことです。

●二輪車盗難やひったくりに対して

犯罪であることをしっかりと教えましょう。防犯意識の低い人も多く、何もせずに盗めるものがあるかもしれません。こういった物を見ると盗みたくなるかもしれませんが、犯罪は犯罪です。
逆に「簡単にできる」と思わせないことも重要です。ゲーム感覚で衝動的に行うこともあるため、その際には防犯グッズなどで「この二輪車は盗めない」と思わせることで犯罪の防止に繋がります。

・二輪車盗難に対して
  自転車用防犯用品
通常の鍵だけでは意外と簡単に自転車は盗まれてしまいます。2重、3重に鍵を掛ける事によって自転車は盗まれにくくなります。
 
バイク用防犯商品

バイクは車種によって狙われる確立が変わります。バイクカバーなどで遠目から車種を分からないようにするだけでも盗まれる確立は下がります。チェーンキーやディスクアラーム等で更に防犯効果を高めることも可能です。

・ひったくりに対して
  防犯アラーム
本体をカバンにくくりつけ、ストラップを自転車に取り付けておく事で、カバンがひったくられた時にストラップがはずれ本体が警報します。本体と送信機の距離が離れると音が鳴る商品等もあります。

●薬物の使用に対して


子供にしっかりとした知識を教え、間違っても使わないように教えましょう。軽い気持ちで一度でも使えば、そのまま中毒になる可能性も低くありません。そうなる前に親としてしっかりと止めましょう。

子供が間違った認識を持たないためにも、

・ダイエット効果などはないこと
  痩せるのは体調を崩しているだけで、次第に精神的にも身体的にも異常が発生し、普段どおり生活できなくなるようになります。
・持っているだけで犯罪となり、さらに使用すると罪が重くなること
  覚せい剤の使用、所持、譲渡、譲受けは、10年以下の懲役刑となります。ごく少量の所持、1回だけの使用であっても処罰の対象となります。
・友達に進められても手を出さないこと
  どんなに大切な友人でもしっかり断り、かつ大切な友人だからこそ使用を止めた方が良いと伝える勇気を持つこと。

といった事を教える必要があると思います。

この様に親や周囲の人々が注意する事によって犯行を未然に防いだり、犯行の早期発見をすることが可能です。子供に異常を感じたのであれば、注意してあげることが重要だと思います。対処方法が分からない場合は、警察に相談する事も方法の一つとしてお勧めします。

お子様がこのような犯罪を行わないように、もしくは犯罪に走る前に止めてあげることが親としての責任だと思います。お仕事が忙しい方もいらっしゃるかと思いますが、家族との交流を大切にすることも必要だと考えます。
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